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当時の僕の優先はBANDであったし、彼女だとか、関心がなかったかも知れない
だから、そこに愛とかいう感情さえなかったとも言えるだろう
ほんとに愛したのは、きっとあの娘だけだろうから…
たぶん、あの娘と出逢わなければ恋も愛も知らぬままに高校時代を過ごしたかも知れない
僕とあの娘との出逢いは、高校二年の夏休み前だった
あの娘もまた、別なBANDをやっていた
ポップロックバンドのベーシスト
白基調の衣装と薄くさした紅
主張しすぎないながらに、その存在を誇示する
不思議な感じで、美しくさの中に、あどけなさを感じる姿
『夢は夢で終わらせない、だって貴方がそこに居るから
抱きしめて、ギュッと強く壊れるくらいに
貴方の腕の中でなら、どんな夢だって叶いそうだから…』
I Still
Lyrics by MA YA
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