Burial<出逢い>

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二人が出逢ったのは、音箱(練習用スタジオ)だった その日は、偶然??にも 彼女が所属するバンドと僕らのバンドの練習時間が同じだった(練習用のブースは別) 以前から、彼女達のバンドの存在は知っていたけど、僕自身はあまり興味無かった ただ他のメンバーは興味深々だったけれど、何故なら彼女達は美形揃いでバンド仲間とかには結構有名だった 確かに美形さんがいたけど、見た目よりも、どんな音を鳴らすのか?? そっちの方が僕は興味があったのは確かだった 僕らBOY.zはまだまだ駆け出し??てか、まともな音すら出せて無かったと想う 格好優先の見かけ倒しなバンドは数多くあったけれど、当時僕らも似たような感じだったかも知れない だけど彼女達は違ってた ポップなリズムに粗削りながらのパンクなロック 静寂と混沌、きらびやかさに憂いをもつ サウンドに魅せてくれる世界は不思議な程に自然と僕の中に広がり満ちていった そして、彼女もまた、主張しすぎないながらに存在を誇示する 不思議さをもっていた 真耶という存在 その存在に魅せられてゆくことになる
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