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そんな、くだらないやり取りを聞きながら、僕は音箱を後にして
いつものたまり場的な飲み屋へむかう
まあ、彼女らは来る訳ないだろうって想いながら
何故だろうか?多少なり来ることを望んでる自分が居ることに 気がつき
ひとり苦笑いした
飲み屋に到着し、いつも通りにカクテルを注文しながら
五線譜を取り出し
タバコを吸いながら、次の曲について考える
僕らのバンドは基本、僕が詞と曲を作ってた
てか、『曲は作るモノじゃなく生み出すモノなんだ!』っていう
主義だから、考えるというより浮かんでくるフレーズやリズムをはしり書きしてゆく
そのはしり書きしたやつ自宅でひとつの曲へと仕上げるのが、いつもパターンだ
まあ、はしり書きしたやつなんで、まるでジクソーパズルを組みあげるみたいに、ばらばらのピース(音)をあてはめてゆく
組み合わせが悪いときは、さらに手を加えながらなので、一曲仕上げるのに、かなり時間がかかる
そんなんだから、オリジナルのレパートリーは
少ない方だった(初期のBOY.zは)
どれくらい時間が経ったのか、わからないが
KAZUとMASA、いつものメンバーの声に、可愛らしい声が混ざっていた
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BOY.z
零>Vocal/Guitar
MASA>Guitar
KAZU>Drum
YUTAKA>Base
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