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暗闇が明るくなっていく。
それと同時に頭に硬いもので殴られたような鈍い痛みがはしる。
その痛みは後頭部からだ。
僕は無意識にそこをさする。だけどさするズキンズキンと余計痛みが増す。
それでも何かしてないと気がおかしくなりそうになる。
・・・なぜだろう?
僕はうっすらと開けていた瞳を大きく開いた。
周りが確認できる。ここは木で作られた家のようだ。窓が1つもない。扉だけが壁についてるらしい。
広さはだいたい・・・15畳ぐらいだろうか。
僕が今寝ているベッド以外にテーブル、イス、食器棚、等の家具がある。
そして目の前から誰か近づいてくる。
目の前に見えたのは白銀の長い髪をしてとんがり帽子をかぶり真っ黒なマントを着て杖を持ったおばあさん・・・
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