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「あなたの剣にまず水の属性付与をします。あなたはそれを使って攻撃することに専念してください」
「?わかった」
レフトの考えた作戦とはつまりはこういうことだ。
砂の獣に目はないがそれに近い探知機能をもっているらしいことは最初の戦いでなんとなくわかっていたのでそれを私の翼の粉で生み出した目くらましの霧で惑わせられないか試し可能だった場合、惑っているところをまずセネアの魔法で叩く。
ダメージがどの程度になるかわからないがそこに属性付与をしたアギトの攻撃をたたみかけ少しずつ切り崩していくらしい。もし、最初に使った魔法や属性付与が効かないのなら即座に違う属性の魔法や属性付与に切り替える。
「何度か同じことを繰り返せば相手はどんなに堅いといっても所詮砂です。倒れるでしょう」
「もし、うまくいかなかったらどうするんですか?」
「その時は・・・その時になったら考えましょう」
私たちは一抹の不安を覚えながらも砂の獣と遭遇した場所まで戻ることにした。
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