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「場所が分かったのか?!」
「ええ」
レフトがテーブルに広げたのはこのあたりの地図のようだった。
このあたりの地理に不案内な私の勝手な憶測であったが間違いではなさそうだった。
「これはこの辺の地図です。ただし、今のではないのですが」
「なぜ、わざわざ過去のものを?」
「比べる為ですよ」
「比べる?」
レフトは広げた地図の上にもう一つ地図を広げた
上の地図は紙が薄いのか下の地図が透けて見えていた
「立ち入り禁止がいっぱい」
「だが、下の地図をみる限りじゃ立ち入り禁止になるような要素は欠片もないがなぁ」
「立ち入り禁止のエリアを繋いでいくと何にたどり着きます?」
「鉱山だな、これは廃鉱か?」
「ご名答です。では、質問ですがただの廃鉱がわざわざ二重、三重の囲いをされてるのはなぜですかね?」
「ただの廃鉱ではない?」
「ええ、そうです」
「じゃあそこにあるってことだな」
「それならさっそく・・・」
「今すぐは無理ですよ、まずは装備を整えてできたら朝の早いうちに・・・」
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