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『おはようございます本城様!!』
「おはよう」ニコッ
いつも朝はこの偽った笑顔から始まる
私 本城綾香高校3年生はお父さんが大企業の社長だからお金持ち そんなに貧しくはない
学校ではいい子ぶらないといけないし
ましてや親の前でもいい子でいる
毎日がつまらない
「キャー本城様今日も綺麗ですわ」
「いつ見てもお美しい」
ほら こんなんだから私には友達がいない
誰もに境界線があって相談とか楽しい話が出来ない
偽りばかり
いつか自分の姿をさらけ出すことが出来るのだろうか…?
『お帰りなさいませ』
「だたいま」
「綾香!紹介したい人がいるんだけど…」
「何ですか?お母様」
「伊藤隆司さん!あなたのボディーガード…いや?執事かしら?綾香と同年代らしくて学校でもお世話してくれるの!」
は?
ボディーガード…執事!?
「よろしくお願いいたします綾香様」
イトウタカシって言ったっけ?
見た目普通にモテそうなイケメン青年
じゃない!!
いきなり言われても困るんですけど!?
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