第1章

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『おはようございます本城様!!』 「おはよう」ニコッ いつも朝はこの偽った笑顔から始まる 私 本城綾香高校3年生はお父さんが大企業の社長だからお金持ち そんなに貧しくはない 学校ではいい子ぶらないといけないし ましてや親の前でもいい子でいる 毎日がつまらない 「キャー本城様今日も綺麗ですわ」 「いつ見てもお美しい」 ほら こんなんだから私には友達がいない 誰もに境界線があって相談とか楽しい話が出来ない 偽りばかり いつか自分の姿をさらけ出すことが出来るのだろうか…? 『お帰りなさいませ』 「だたいま」 「綾香!紹介したい人がいるんだけど…」 「何ですか?お母様」 「伊藤隆司さん!あなたのボディーガード…いや?執事かしら?綾香と同年代らしくて学校でもお世話してくれるの!」 は? ボディーガード…執事!? 「よろしくお願いいたします綾香様」 イトウタカシって言ったっけ? 見た目普通にモテそうなイケメン青年 じゃない!! いきなり言われても困るんですけど!?
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