1.桜が舞散る春までに

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私が舞っている桜に手を伸ばした時にちょうど声がした。 「さくら!」 ふりかえると春樹がいた。 しかし、その拍子に私はバランスをくずし、転びかけた。 転ばずにすんだのはその時春樹が手をとってくれたからだ。 「大丈夫か?ごめんな」 「うん、ありがとう。大丈夫だよ」 そのまま私たちは教室に向かった。
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