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誰もいない静かな湖畔のほとりに、丸太小屋が一軒だけ建っている
そこが今の俺の住む家だ
俺はベランダからの景色を眺めながら、お気に入りの葉巻に火を点け、一服する
第一線から退いた今となっては、こんな風にゆっくりとした時間を過ごせるのが嘘のようだ
そのように余裕ができたからなのか、それとも歳のせいなのかは分からないが
最近、昔の事を思い出すようになっていた
今日も例外ではないようだ…
俺はまた葉巻を一服し、ぼんやりと空を見上げた
あれは…そう
今から何十年も前の…
「スネーク」という名さえ無かった頃…
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