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何故かベッドだけは綺麗にされていて、ベッドの上に置かれる俺と覆い被さってくる静。
「お、俺!昼飯食べてない!」
「後で作ってあげるから雰囲気ぶち壊さないでよ」
「ぶち壊してね…った!」
首筋を舐められ、がぶっと噛まれた…。
噛まれたそこはずきずきと痛く、に血が滲んでいるようにも思える。
そして、舌で舐められてのけ反っってしまう。
「吸血鬼かよ」
「颯の血を吸って生きて行くのも悪くないね」
アホなことを真顔で言うところは、こいつの変態の方の弟と似ていると思う。
「恥ずかしい奴…」
「なんとでも。まさか輝と似てるとか考えたりした?」
目が笑っていない…!
俺はブンブンと首を振り否定。
「変態と似てるなんて思ってないから!」
「思ってたでしょ?分かりやすいね、颯。でもね、あんな変態と一緒にされるなんて心外」
静の口元がうっすらと上に上がって、俺のモノをズボンの上から撫でた。
「颯の少し勃っ…」
「うるせぇ!お前のせいだ!」
俺がそう言うと、静は一瞬ポカーンとしていたがすぐにいつもの(腹黒そうな)表情に戻った。
静の頭文字はSって意味だと思う。
「…ふぅん」
静は俺のズボンのチャックを降ろしはじめた。
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