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俺は家から歩いて15分くらいで公園に着いた
宏矢「おぉ、懐かしい」
小学校の頃は光とよくここで遊んでいたが
中学に上がると
部活に入って
練習とかで忙しくなり
反対方向にあるこの公園には行かなくなった
久しぶりの公園は植物が増え遊具やベンチが新しくなっていて
綺麗になっていた
俺は少し公園の奥に行くと
夢に出てきた護神木は立っていた
宏矢「あった✨」
俺は木の周りを囲んでいた
しめ繩をまたぎ
地面から出ている太い根っこの上に立ち
空高く伸びている木を撫でた
『俺は雛ちゃんと初めて話した後、雛ちゃんの家に行って
光と出会った
初めは俺が雛ちゃんの彼氏じゃないんじゃないかって警戒されたけど
いつの間にかその誤解も消えて
光とも仲良くなっていったんだよな
あの時…雛ちゃんとあわなかったら光とも今の用に仲良くなっていなかったかもしれないんだよな
雛ちゃん…元気かな』
?「あれ、矢吹君」
後ろから声をかけて振り返ると
茶髪で長身の奴がバスケットボールを持って立っていた
『確か…』
宏矢「高崎?」
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