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「在中っ!
嘘ばっかり付くなよっ
詩織っ
部屋入ろっ?」
充浩が詩織さんの手を掴んで
家の中へ入って行った
「充浩っ…
だって…好きなんだよっ…
行かないでよっ…
俺をひとりにしないでっ…」
充浩の家のドアに向かって
ポツリとそう呟いた
15年も一緒にいて…っ
兄弟みたいでっ…
なんで俺から
離れて行っちゃうの…?
「充浩の…ばかぁ…っ」
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