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さあて、無事昼食も終えたところで。
──────深刻な問題が発生してしまった!!!!
さっきから俺はトイレに行きたいのだが、どこに行っても女子トイレしか見当たんねぇぇぇええ!!!!!!
いやまあそれもそうなんだけどさ・・・確か校長先生、造りは女子校の時と変わってないって言ってたし。
いや・・・・・・わかっていたさ。
実質女子校への入学を決意したんだ・・・多少の生活の不自由なんざ想定の範囲内よ・・・・・・。
だが──────
「トイレだけは自由にさせてくれぇぇええええ!!!!!!!」
廊下の中心で願いを叫ぶ。
ついに俺は我慢が限界に達し、ある場所へ向かった。
そう、職員便所である。
あそこなら男子トイレもあるし、一般的に生徒は使用禁止であるが今はそれどころじゃねぇ!!
まさに生か死か、俺は三途の川を行き来しているんだ!!!
──────さあ、解き放て!!!禁断の扉よ!!!!!!!
・・・・・・ぽんっ。
「?」
何やら、後ろから肩を叩かれた気が・・・。
恐る恐る振り返ると、そこには我がクラスの担任、小笠原先生が仁王立ちしていた。
「だめだよー生徒がここ使っちゃあ」
「いやあの先生!女子トイレに入るのと、どっちが罪重いですかねぇ!?」
「校則的には教員用の便所を使用する方がだめだねぇ・・・まあ、男の子一人が入ってきたぐらいで彼女達は何も思わないさ」
「そういう問題じゃなくて!俺のプライドとか全否定スか!??」
「否定はしないが・・・まあ諦めて、彼女達と仲良くトイレを使いなさい!」
グッ!
彼は眩しいほどの笑顔で、ビシッと親指を立てた。
──────って結局プライド全否定じゃねえかあああああああ!!!!!!!!!!
「あ、そうだ。旧館は共学だった頃のままだから、男子トイレがあるぞ」
──────何っ!?
ヤス、その情報は本物か!?(誰だよ)
「先生!その旧館とやらは何処に・・・!?」
「ここから40分ぐらい歩けば着くよ」
──────もたねえよ!!つーか旧館どんだけ遠いんだよ!!!!
「あ、でも今は閉鎖されてて入れないんだったかな」
結局入れねえのかよおおおおお!!!!!!!?????
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