~厄介な友人 厄介な担任~

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みんなはドチビ教師の言葉に頷き 修斗を抱え上げて廊下の方に運びだす かなり雑に扱われている修斗に少しばかり同情した お~い 修斗の頭が地面に擦れてるぞ~ アイツ ハゲにならなきゃ良いけど そして廊下まで到着した 修斗宅配便の皆さんは 修斗をドチビ教師が言ったように放り投げた すっかり俺のクラスの奴らは 悪魔に心を売ってしまったようだ 「ハイ ありがと~ みんな わたしがみんなの担任の先生の 吉岡なつみ先生です 一年間よろしくね」 ドチビ教師は俺達に手を振りながら言ってきた その姿はまるで親に手を振る 幼稚園児そのものであった 「「「「よろしくお願いします」」」」 教室のみんなは まばらにドチビ教師に返事をする 俺?幼稚園児に返事なんてしません!! 「ちなみに 彼氏いませーん みんな狙ったらダメだよ」 「プッ」 俺は笑いをこらえる事が出来なかった その瞬間 ドチビ教師から殺気を感じたが気にしないでおこう だって 彼氏いませんって いるわけ無いでしょ?幼稚園児なんだし でもこの先生 結構年齢高そうだし お嫁に行き遅れたって事だろうな 「ドンマイ」 俺は絶対にドチビ教師には聞こえないぐらいの声で言って サムズアップを送った 俺の周りの奴らは 笑いを必死にこらえているようだったけど 「先生の自己紹介はこれぐらいにして みんなの自己紹介を始めましょうか」 やっと 入学の日のような行事がやってきた ちなみにこの高校は入学式は面倒くさいのでやらないらしい なんて学校なんだ ここは 先生の言葉で 名簿の早い奴から自分の趣味やらを言い始める はっきり言って 全く興味が無い 俺が みんなの自己紹介を聞き流していると 早々と俺に順番が回ってきた だって 井上 だから必然的に早いよね ,
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