~こんな奴だったとは~

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コイツも何となく修斗のように厄介な奴だったみたいだ…… これからの学生生活に凄く不安を覚えました 「俺はそんなに必要とは………」 俺は奈木に現実を教えてあげようとするが 俺の言葉に悲しげな顔をする奈木にそれ以上の事を言えなかった そして何も言われない事を良い事に調子に乗り出し 現在のこの状況に至る …………………………… 「頼むから離れてください」 俺は溜め息混じりに言葉を放つ 「なっちゃん 圭介はツンデレだから 心の中では 一生一緒に居てくれ って思っている筈だから気にしなくても大丈夫だよ」 何か 変な奴が横から入ってきやがった てか デタラメを奈木に流すんじゃねーよ 俺は無言で修斗にチョップを落とす 「フミンダラ」 訳の分からない 言葉を吐きながら 修斗は倒れた よし 厄介者は退治できた しかし 反対側にも厄介者が存在しました 「一生一緒に居てくれなんて………」 それは修斗のデタラメだー!! 奈木の表情はなんだか幸せそうな表情であった その表情は 奈木のファンクラブの奴らが見たら発狂してしまいそうな表情であった もうコイツらの相手をするの疲れたよ…… 俺が精神的にダメージを受けて疲れきっている時に奈木から耳を疑う言葉が飛び出した 「ねえ圭介君 今度の休みにわたしとデートしようよ」 デートって あのデートの事? うん嫌だね 「嫌だ」 俺は即答する 自分の意見はしっかりと相手に伝えないと駄目だよ ,
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