~悲しき思い出が眠る町~

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「お前はコアラなのか?あのキュートで可愛らしいコアラちゃんなのかい? それで俺はコアラちゃんがつかまる木の枝なのかい?」 本当は彼女の体の感触や吐息が首もとに当たり それにより 俺の心臓の鼓動がいつもの二倍ぐらい速くなっているのを彼女に悟られたく無いだけなんだけどな 「違うよ わたしはただの大好きな人に一途な女の子だよ」 えーと それは大好きな人=井上圭介 って事でよろしいんでしょうか? 今まで何回も彼女から 俺への気持ちを伝えられてきたけれど俺は徐々に嬉しさが増してきた気がする だって現に今も飛び跳ねたい程に嬉しい気持ちで心が満ち溢れているのだから 「なる程 ただの食料にガムシャラに食らいつく先住民であると よ~し 今日も一つ学ぶ事が出来たし 出発しようかな」 俺は彼女にそう言い 絡みつく彼女の腕をなんとかほどき走り出す 「ちょっと待ってよー!! 彼女を置いていくなんて彼氏失格だよ」 「知らん 妄想は頭の中だけでしやがれ ここは現実世界ですよ しかも俺は大槻彩様の雑用係なので 色恋沙汰に興味など無い」 「じゃあなんで さっきわたしが抱きついた時にドキドキしてたのかな?」 バレてたー!! 完璧にバレてました コイツ綺麗な顔して なかなか腹黒いではないか コイツも もしかしたら大槻さんレベルに敵にまわしてはいけない存在なのかもしれない ダメだ 奈木は決してあんなチビキングデビルとは違うはずだ [圭介君 ちょっと邪魔だから産業廃棄物と共に処理して良い?] やべー 想像しただけで涙が出そうです 「はっきり言って お前は女性耐性ゼロの俺には刺激が強すぎるんだ だから心臓の鼓動が速く動いてしまうんだ あ~俺の寿命が恥女のせいで5分縮んだ~」 ,
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