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佐久間さんは腕を組みながら少し考える
「誰か修理できる者や、エンジニアは居ないのか?」
「それがお恥ずかしながら、車体のチェックや整備ができる者はおりますが、通信機の修理は・・・」
「そうか・・・、英一君」
「はい?」
佐久間さんが英一の方を向く
「すまないが、通信機の修理を手伝ってくれないか?」
「どこまで出来るかわかりませんが、わかりました
やります」
「ありがとう」
土橋さんが心配そうな顔をしながら佐久間さんに声をかけた
「大丈夫ですか?彼はまだ学生ですが」
「心配するな、彼は機械いじりがとてもうまい、おそらくここにいる誰よりも機械に詳しいはずだ
きっと我々の期待に応えてくれる」
「はぁ、そこまで言うのであれば・・・」
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