再会と決意の斬撃

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なお、ヘリには女性と子供を優先して搭乗させていただきます」 「おい!助けっていったい何時来るんだよ!?」 中年くらいの男が立ち上がり、口を開く 「今現在では何とも言えません飛行タイプのアンデッドが空中を旋回しているため、暗闇でのヘリを飛ばすことは困難です」 佐久間さんは落ち着いた形で応対する 「けっ!そんなことだろうと思ったぜ!! 自衛隊だ、なんだつっても全く役に立たないじゃねぇか!! 俺達を守ることがお前らの仕事だろうが!!」 正直、腹が立った 前線がどのような状況なのかも知らないで、まるで今の自衛隊の現状を知ったような事を言う 俺達は前線で自衛隊員達の姿を見てきた 彼らがどれほど善戦し、そしてどれほど死んでいるのか俺達にはわかっていた だからこそ必死に戦っている彼らを馬鹿にされたのはとても腹が立った
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