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「由利・・・」
「でも・・・やっぱり悲しいよ」
彼女は俺の胸に顔を埋め、大きく泣いた
「カズ・・・」
「弘大・・・」
「コッチは俺たちに任せて由利ちゃんを休ませてやんな」
「すまんな」
「いいさ、それに親父さん達の件がよほどショックだったんだ
そっとしてあげよう」
そう言うと弘大は民間人の手伝いに奥へ向かった
気がつくと由利は俺の隣で寝てしまっていた
目元が赤くなっている
よほど泣いたのだろう
すまない、由利・・・
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