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「あれ、一刀君じゃない?」
声のする方を向くとそこには藍の両親と夏美の両親がいた
「藍の親父さんにお袋さん。
それに夏美ちゃんのご両親まで、どうしてこちらに?」
「私達、逃げ遅れちゃって、そしたら、自衛隊の人達がここに避難してくれと言うもんだから・・・」
藍のお袋さんが疲れきった声で答えてくれた
その声からかなりの疲労がたまっていることが見受けられる
「それより、娘は藍は無事?」
「うちの夏美は?」
「ご安心下さい
2人とも無事です、今は自衛隊の駐屯地にいます」
それを聞き2人のご両親は安堵の表情を浮かべた
彼らは礼を述べると、脱出の準備をしに戻った
「ん、お兄ちゃん誰かと話してたの?」
「ん?おぉ、由利起きたか」
ちょうど由利が目を覚まし俺は由利を連れ佐久間さんの元へ戻った
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