704人が本棚に入れています
本棚に追加
/284ページ
「さて、この第六分隊が今回の作戦の要だ
ブラックホークが離陸するまでの間、この場所を死守しなければならない
この分隊は、北郷一刀君に率いてもらう」
「え!?」
突然の発言に素っ頓狂な声が漏れた
驚いたのは俺だけじゃない
周りにいた隊員も驚きを隠せていない
「し、しかし佐久間さん俺なんかが率いれるわけが・・・」
「これまでの戦闘で君は何度も私達を窮地から救ってくれている
それに君の現場を見る目はお父上譲りで私よりも鋭い
これは君にしかできないことなんだ
頼む」
戸惑った
佐久間さんの頼みは聞いてあげたい、たが俺にこんな大役が務まるのだろうか
もし、ヘリの防衛に失敗すれば俺達はアンデッドの身体をバラバラにされたあげく、アンデッドの腹の中だ
ゆうなれば、ヘリはここにいる全員の助け船だ
それを破壊されれば間違いなく俺達に明日はない
それを守る分隊を俺に指揮しろと言うのだ
俺だけじゃない
佐久間さん以外の自衛官は誰一人納得していないだろう
最初のコメントを投稿しよう!