704人が本棚に入れています
本棚に追加
/284ページ
「よし、決まったことで現在の状況を確認しよう
これを見てくれ」
佐久間さんはもう一つ大きな地図を取り出した
「まず、土橋二尉の協力で半径1キロ圏内にセンサーを設置した
幸い、ここのショッミングモールは三方を高い柵で覆われているため敵は正面からしか来ない
そのため、我々は火力を正面だけに集中すればよくなった
ブラックホークは明朝0600時に到着し、到着次第民間人の女性子供を最優先に収容する
しかし、いっぺんに全員を収容する事は出来ないためブラックホークは三回に分けてくる
民間人を収容し、我々が脱出するまで約二時間かかる
我々はなんとしてもこの二時間を守り抜かなければならん
みんな辛いだろうが頑張ってくれ」
自衛隊員達は、それぞれ敬礼をし各部署に散っていった
俺も自分の持ち場に戻り、仮眠をとる
時刻は既に5時
夜はあけようとしていた
ピーピーピー
突然サイレンが鳴り、俺達は目を覚ます
最初のコメントを投稿しよう!