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「なんだあれは!?」 アンデッド群の奥へ目を向けると車で作ったバリケードごしでよくは見えないにしろ、地面が確かに盛り上がっている 次の瞬間・・・ 「グウォォォォォン!!」 高く、長く、野太い雄叫びとともに現れたのは、人とは似つかわず、かといって獣とは違う、言葉では表せない醜く、巨大な化け物が目の前に現れた 怪物の手は鮮血に染まり、その手で多くの命を奪ってきたことがわかる 「な、なんだあいつは・・・!?」 隊員も見るのは初めてなのか顔と身体は硬直し、その場から動けないでいた 「みんな、浮き足立つな! あんなもの見掛け倒しだ!!」 土橋さんがみんなを奮い立たせようとする 「クソ!撃て撃て撃て!!」 隊員は怪物に向け銃弾を撃ち込む 怪物は顔や身体に多数の銃弾をくらい、怒り狂ったのか周りのアンデッドを投げ飛ばし、その巨大な手で捻り潰し始めた
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