1084人が本棚に入れています
本棚に追加
『普通に打ってていいんだろ?当たったら右?わかったわかった♪』
おもむろにブッコミ狙いで打ち出す兄ちゃん。
素人に毛が生えた程度の俺の見立てだけど、ライダーはそこそこ釘は開いてる。
運が良ければ、八万発……は無理でも、スロットの負けくらいは取り戻せるかもね。
俺は一応、班長という役職者なので、いくら暇だからってこのシマにずっといる訳にはいかない。
普通の従業員のみんなは、一日中自分の担当のシマを見ていればいいんだけど、役職者は、機械トラブルや玉交換の度に、みんなのサポートの為ホールを駆け回らないといけない。
次にライダーのシマを通った時、兄ちゃんにガシッと捕獲された。
『おう!これは当たるのか!?』
って、おもいっきり通常画面だし!
しかし、よく見ると、頭上の『小当りカウンター(正式名称イルシオ)』が、30回転を示している。
あーあれだ。トラップモードに入って抜けた所だな?
『あーあれか。100回くらい回してダメならハズレって奴だろ』
花の慶次とかも打つので、ライダーは初打ちでも、ある程度の事はわかる兄ちゃん。
ほどなく、中絵柄にベルトが停止!
疑似連三回!
ガラガランダ登場!
さあ、当たるといいけどっ!?
最初のコメントを投稿しよう!