プロローグ

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時は、江戸時代末期。 一番長い時代の終わり頃に、俺はこの世に生を受けた。 生まれて間もない頃に、父は亡くなった。…………違う……殺されたんだ!得体の知れない奴に…………なぜだ……… 母は泣いていた…………涙が枯れるまで……ただ、見ているしかなかった。 それから10年後の夏。 俺は、母と40分かけて水をくみに出掛けた。この日が、人生を狂わせたなんて思いもしなかった。
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