隣人

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少し歩くと、扉の前に着いた 指示を求めるために、後ろに振り向こうとしたが 「扉を開けろ」 と言われ、振り向かず扉を開ける 一気に差し込んできた光に目を眩ませる 「うっ」 徐々に光に慣れてきて、目を完全に開いたと思うと ドン! いきなり背中を押され扉の向こうへうつ伏せで倒れこむ 扉も勢いよく閉められてしまった 「んだよ・・・・ったく」 俺は体を起こす 周りをみると辺り一面に雲 その真ん中に一本の道 その奥に大きな門のある屋敷の様なものが見える 「道は一つか・・・。行くしかねぇな」 俺は再び歩き出す 道はそれほど長くなかった 一分くらいで着いただろう 体はそう感じとっている
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