巨人

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「ったく、俺には大事なもんなんだろ?だったら投げんなっての」 俺は嫌みったらしく言う 巨人はそんな言葉に構いもせず、 「その欠片を強く握れ。そうすれば記憶が戻る」 と、俺に指示する 俺は言われたとうりに強く握る 「記憶は戻る・・・が、戻る記憶はお前が罪を犯している場面だけだ。名前、年齢、所在についての情報は戻らんからな」 「は!?言うのがおせぇ・・・・ううっ!」 なんだ? 突然意識が・・だんだん・・・・遠のいて・・・・ 「くっ・・・」 バタッと俺はその場に倒れ込んだ
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