言い訳連れていこう

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あれから急いで服を着て 急いで家に戻った。 彼方が家に居なくても、あいつは俺が身支度している時に着替えに1回帰る。 だから、それまでに戻らないと… 「ハァッ、ハァ…」 ガチャ …え、うっそ。 鍵が開いてる それだけじゃない、部屋からあの、独特な臭いが微かに漂う。 この家だけは絶対にしなかったのに!!! 「遥」 玄関で立ちすくんでいると彼方が居た 「遥、お前今まで何処に居た?」 ああ、これは心配する声じゃない。怒りの声だ。 「桜さん…家」 「何で」 怖い。怖い こんな彼方は初めてだ 「…相談したい事があって」 「ふうん?俺に言える事?」 言える訳ねーし お前の事なのに 「…言えない」 「じゃあ何か?お前浮気?」 「ちがっ…」 ゴトっ ー瞬間、押し倒された 「浮気するとかいい度胸だな?お前が誰のか躾なおさなきゃなんねーとな」 お前の、笑った顔が怖くて これから起こる事を嘲笑っていかのようで (お前の浮気はどーした)
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