aN ENcOuNtEr

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だが、じかに押さなきゃだから、いちいち相手の隙をつくために話したり、意識を向けたり…めんどくさい。 今回はキモイ科学者のおっさんとは違ってステキ青年だから近づいたり話したりするのは全然かまわないんだけど。 そう…そうやっていつもどおりにターゲットと話して隙をうかがっていた時だった。 「オレ?オレはね…もうすぐ来るであろう死神さんと暗殺者さんを探してるの」 「……は!?え、今なん―」 隙をつかれたのはなんと私で、「死神」や「暗殺者」と言うワードに気を奪われて唇を奪われる。本日二度目、なんてことかしら。 私のファーストキッスはムム様だって生まれる前から決めてたのに!! そんなキメラの無駄に強い思いが力になってかキス泥棒である青年を吹っ飛ばした。 かのように見えたのだが、 「黒神サマの中のダークマターコア、そろそろ取り戻しにいかなきゃ大変なことになるよ?大丈夫…?死神ちゃん」 「―――――…!?」
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