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轟音が聞こえ、瓦礫の元におばさんと紳士と
二人
いや、もう一人。
死神の
三人が来た。
一度は師であるムムと死神界に戻って仕事をしたものの、
あっさり終わって暇になった死神は、人間界に現場検証をしにきたのである。
自分を抜いた二人がどこかに行ったのを見計らって研究所と科学者の残骸に近寄る。
科学者の一人の頭をグッと掴み、いとも簡単に―自分の身長分まで―持ち上げる。
研究員の背中には何か、この世界―人間界―のものとは違う字が、巨大な印鑑のようなもので押されている。
その一人だけではなく、全員に。
それを見て満足げに笑う女。
「黒神ちゃんに感謝しなきゃねv」
そういうと、また空に飛んだ。
科学者の背には、この様に書いて押されてあったという。
―死因:黒神の制裁―
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