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ヘラ
「貴女!そのゼウスって男は自分は神と偽ってないかい?」
セレメ
「偽ってなどいないわ!あの方は神よ!」
ヘラ
「どーだか!証拠はないそうじゃないか!」
セレメ
「それは…!」
ヘラ
「…本当はただの人間で、貴女を騙してるんじゃないのかぇ?」
セレメ
「…!ひっ捕らえよ!」
警備兵
「ほらー!さっさと行くよ?お婆ちゃん。
怖くないからねー?
ちょっとボケちゃったかなー?」
ヘラ
「あっ!テメーまだ話終わってねーぞオイ!」
セレメ
「警備兵!さっさとつまみ出せ!」
ヘラ
「本当に神だと思うなら神の姿見せてもらえばいいじゃない!
まぁ無理だと思うけどー!ぷぷ!
痛い痛い痛い!警備兵!力強い!外れちゃう!肩外れちゃうから!」
ーバタン!ー
荒々しく扉は閉められ、部屋に静寂が戻ります。
その静寂がかえってセレメの中に灯ったの疑惑の念を増大させる事になりました。
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