置いてかないで

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『中丸ー!帰りカラオケ行こうぜー!』 「あ、わり!今日生徒会の集まり。」 『えぇー。まぁおじいちゃんがいなくてもいっか、なーかめ♪』 『おじいちゃんにカラオケはキツイかもしれないしね!』 「……早く行け。」 毎回毎回ムカつく奴らだ。 まぁなんだかんだで可愛い二人ですよ。 いつも憎まれ口ばっか叩いてるけどね。 『では以上で終わります。解散!』 「…はぁー。」 長い長い生徒会の話し合いもやっと終わった。俺も行きたかったなぁーカラオケ。 そんなことを思いながら荷物を取りに教室へと向かう。 ………………あれ? 俺の机に誰かいる。 もうみんな下校してるはずなんだけど。 恐る恐るそーっと近付いてみると、 「…………上田?」 そこにはみんなでカラオケに行ったはずの上田が寝ていた。 .
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