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無事に警備の任も終わり私は文様に連れられ庵に入った。
椛「あの、此処は?」
文「私の職場になるわね。」
辺りを見渡すと確かに机に用紙と筆が置かれている。
文「くつろいで下さいね。」
文様はさっさと奥に行き恐らく酒を持ってくるのだろう。
私は空いているスペースに正座で腰掛け待つことにした。
文「この前、珍しいものを貰って呑もうと思ってたの。」
手には"大吟醸"とラベルの貼られた酒瓶とコップが持たれていた。
椛「私、あまり呑めないのでお手柔らかにお願いしますね?」
文「大丈夫よ。潰れたら運んであげるから」
文様は座りコップに酒を注いで私に渡した。
椛「尚更酔えませんね。」
本心を隠し私は少しずつ呑んでいった。文様は私を優しい笑顔で見ながら酒を呑んでいた。
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