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50年前、人類は魔法を発見した。
しかし皮肉にも人類の生活がもっとも豊かなのはその魔法を50年も研究し、発展させた現在ではなく魔法が発見される直前の50年前であった。
人類は異次元に魔界が存在し、次元の亀裂をつくってそこか湧き出す魔力の根源、魔場(まば)[古代ヨーロッパではエーテルと言われていた(アルコール類のエタノールのことではない)]を使う事で魔法を操れる事を知った。
メカニズムさえ解明されれば魔法も科学の一種だ、次々と実験が繰り返される。
ある実験で全長100メートルにも及ぶ亀裂ができてしまう、その亀裂から姿を現したのはドラゴンだった。
架空の生物として語り継がれていたドラゴン、おそらくは昔何かのはずみで一瞬だけ亀裂ができた時に魔界が見えたのであろう、それが伝えられたのだ。
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