通りすがりの用心棒

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「ふえ~、やっと着いた」 ひかると愛流は目的としていた街に到着していた。 「とりあえずなんか食べましょ」 食事がとれそうな場所を探して街を練り歩く2人。 建築技術は50年前とあまり変わっていない。 戦乱の世では治安を守るための技術以外はそうは発展しなかった。 「なんかあまり平和そうな雰囲気じゃないね」 街を行く人々の表情は曇っている事が多く、建物も襲撃に備えて急造でドアを補強した跡などがある。 「稼ぎ口がありそうね」 愛流は大剣の柄を握って元気に言った。
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