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亮「まる、辛くないん?」
僕の友達の亮ちゃん
僕の想いをわかってくれる1人
「愛利が笑ってたらそれでええねん」
愛利「若奈ー!!」
放課後のグラウンドで
笑顔で若奈ちゃんを呼ぶ愛利の姿
亮「偽善やん」
「わかってる」
亮「辛いくせに。よりによって横山くんの彼女好きになるってさ」
「‥‥‥‥」
そう。愛利は裕ちんの彼女。
だからこそ‥奪えない。
亮「‥あ、横山くん」
亮ちゃんの声でもう一度グラウンドを見た
愛利「あ、亮ー!!まるー!!」
グラウンドから叫ぶ愛利
「ラブラブやねー!!」
亮「まる、」
愛利「うるさいー!!///」
照れて笑う愛利
あぁ、愛しい
そして
悲しい
若奈「愛利ー!忠義がなんか言ってるから行くね!!」
愛利「はーい♪」
若奈ちゃんはたっちょんの彼女。
おっとりした性格で男の子に人気
愛利も、ね。
横「愛利、帰るで」
愛利「うん♪また明日ね!!」
「またなー!!」
亮「遅刻するなよー!!」
愛利「わかっとるー!」
ばいばいーと手を振る君を見て
頬に何かが伝い
机の上に静かに落ちた
亮ちゃんしかわからない
涙の跡
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