愛しているから

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「た‥だよ‥し‥」 大「愛してる‥愛利‥」 だったら なんで私血だらけなの 切り傷だらけ でも痛みは感じない だって彼がつけた傷だもの 「っ‥けほっ」 大「苦しいやろ?ふふ、」 首を絞めながら不気味に笑う彼 彼の性格上、仕方ない 私の顔を歪ませて 痛みを口に出させるのが 忠義の快感 あー、何も聞こえなくなった 鼓膜イカれたかな? 耳がジンジンする 「けほっ‥あ゙‥」 大「今日はこの辺にしとくわ」 パッと首にまとわりついている細くて長い指を離す 「はぁ‥はぁ‥」 大「愛利ー、愛してる」 ぎゅっと私を抱き締める 大「んふ、血だらけやなー」 ものすごい笑顔で言ってる彼 相当イカれてる 「ふふ、ほんまやねー」 それに負けないくらいの笑顔で言うあたし あたしも相当イカれてる
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