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全てのクラスの班分けが終わり、俺たちは早速実習に入った。
普通の学校みたいに授業でもやるのかと思っていたが、そもそもここに入れた奴は必要十分な知識も、それを活用できる知恵もあるということを、既に認められているわけだから、今さら授業をやっても意味がないのだ。
あとは、実際にそれが使えるかどうかの、実力と体力のみ。
しかし、俺以外のメンバーが2人とも女。
パワフルな不思議系と高飛車お嬢様。
一方の俺は、ただ魔法使いに憧れて、高い給料に目が眩んだ、普通の19歳。
入学早々、先が思いやられそうだ。
後で気付いたのだが、天宮というのは、世界有数の財閥のひとつで、俺のメンバーの天宮雪は、その会長のたった1人の孫娘ということだ。
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