高橋家

7/34
前へ
/151ページ
次へ
「おぉ~ すごいな ひかり! おめでとう!」 そう言い妹の頭を撫でる。 まだ汗が完全には引いていないらしく、髪は濡れていた。 妹はえへへ~と誇らしげな顔をし、僕の胸に顔をうずめてすりすりと顔を動かし始める。 「やったぁ おにぃがほめてくれた~。」          僕の胸に顔を押し付けているためにこもった、だが本当に嬉しそうな妹の声が聞こえてくる。
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

237人が本棚に入れています
本棚に追加