小説

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さて、法化党という名前を出しましたが、法化にも、大事なパクリ(?)が… キン・法化は現存する実在のあるキンがモデルになっています。 私が『七絃灌頂血脉』という小説を書こうと思ったのも、この楽器の存在があったから。この楽器への憧れから、小説を書きました。 その法化のモデルというのは、厳島神社の伝平重衡愛用琴です。 平清盛の息子の重衡が愛用した物だというのですが、まあ、それは本当かどうか… 何しろ、キンは平家の時代にはとっくに滅んでいましたからね。 では、この厳島神社のキンはどういう理由で厳島神社へやってきたのかと言うと… 後世、神社が四天王寺の楽人の仲介で、買ったものらしいです。名前は法華とか、法化とか。 大変に素晴らしい古いキンで、江戸時代にも、名器として有名だったそうです。現在は重要文化財に指定されています(昔、国宝だったそうです…???)。 私は、このキンは見ていませんけれど、すごく憧れました。 実は、平家と四天王寺の人々のキンにまつわる小説を書きたかった私。それは書けなくて、『七絃灌頂血脉』になっちゃったんですけどね(^^ゞ
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