新・エピローグ

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「パーパー!おべんとーわすれれてるよー!」 また振り返る。 自室の窓から、女の子が手を振って自分を呼び止める。 それと同時に、アパートから一人の女性が手に包みを持ち、俺のところまで小走りで来た。 少し息を切らしていたが、顔を上げ、俺の顔を見て、手に持った包みを俺に差し出した。 昔から何一つ変わらない あの笑顔で 。
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