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「だってあれはしょうがないじゃん。仕事なんだし…」
そうだよ、しょうがないんだ。
お仕事なんだもん。
でもギュヒョンは眉間に皺を寄せてもっと不機嫌になる。
「…なら兄さんは仕事ならしていいんですか?」
「え…」
こちらに顔だけ向けてすごく真剣(不機嫌)に問いてくるギュヒョン。
「仕事なら誰にでもキスしてもいいんですか?」
「え、ちょっ…」
「仕事なら恋人の前で堂々と誰にでもキスしてもいいって言うんですか?!」
「ぎゅ、ギュヒョナ…!」
勢いがハンパない。
とにかく僕は、少し遠くで遊んでる兄さん達に気付かれないようにギュヒョンを更衣室まで連れて行った。
更衣室のベンチに座ろうとしたらギュヒョンが逆に僕の腕を掴んで、こっち、って連れてかれた。
たどり着いた所は個室のシャワー室で、なんでここ?と考えてるうちに中に押し込まれた。
もちろんギュヒョンも一緒に入った。
流石に男二人で入ると少し狭くて、密着度が増す。
「ね、なんでここ?狭くない?」
聞くとまた不機嫌そうに。
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