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「人に聞かれたら嫌なんでしょ？それに僕は早く兄さんの答えが知りたいんですけど。」
どうなんですか！って言われても…
「そ、そりゃあ僕だって誰にでもキスなんかしたくないよ。それに今日のはキスじゃないし…」
顔が近い…。
「でも唇と唇がくっついてました。」
「うっ…」
「あと聞いたんですけどその前もハンギョン兄さん達とかとキスしたらしいじゃないですか。リョウクはまだしも…」
あ、リョウクはいいんだ。
「だ、ってそれは…っ」
「何ですか？やっぱり兄さんは誰にでもキスするんですか。」
「だから違っ…」
―チュッ
「消毒です。」
不意打ちだ…
そんなの卑怯だよ。
「それに、この唇は僕のものなんですから。」
耳元で囁かれる。
「…っ！く、唇だけ？」
わかっていて聞いてみる。
すると、僕の顔の横にあったギュヒョンの手が下におりて丁度腰で止まった。
「この肌も、この腰も、全て兄さんのものは僕のものです。」
顔中にキスの雨。
そしてそのまま首、喉元、鎖骨とキスをするギュヒョン。
「あと…ここも。」
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