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今日の仕事は自分達がレギュラーの実験番組で。
さっきも僕達は実験を一生懸命頑張ってきた。
それに今日のテーマが水関係で、プールの中にずっと入ってた。
収録が終わると同時に、みんなプールへと飛び込み泳いだり水のかけ合いをしてたり様々なんだけど、ただ一人、プールに入らずにその様子を(無表情で)眺めてるギュヒョンに僕は近付いてった。
「どうしたの?そんな顔して」
笑いかけても返事はない。
こちらに見向きもしない。
しばらく沈黙が続く。
「…なんで」
沈黙を破ったのはギュヒョンの方だった。
「え?」
僕はいきなりの事で咄嗟にマヌケな声が出てしまう。
妙な緊張感が僕を襲う。
「…なんで、」
ギュヒョンがまた話し出す。
「…なんであんな事するんですか」
意味が分からない。
けど、明らか怒ってる。
なんで?
「え…あんな事って何が?」
聞き返すとギュヒョンがやっと僕を見てくれた。
ちょっと安心。
「さっきのウニョク兄さんとの…」
そう言ってまた視線を戻してしまった。
さっき?
ウニョクと?
……あー。
なるほど。
でも、
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