赤い目

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閉めきった雨戸越しに、路地を通っているであろう豆腐屋のラッパの音が、物悲しく過ぎて行く。 「赤い目!!赤い目!!赤い…目……」 自分が発した声なのか幻聴なのかも判らないまま、私の肺はそれから… ―2度と酸素を取り入れる事はなかった――      
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