3/5
前へ
/34ページ
次へ
   木陰に着くやいなや座り込むレイナ。 深紅のワンピースのうえに、襟元に大きな黒いリボンのついたミルキーホワイトの上着から、透き通るような白い肌が覗いている。   「レイナ。疲れているのは分かるけど、気をつけないと下着が見えるよ」   「……なっ、破廉恥ですわ! 見ないで下さいましっ」    顔を真っ赤にさせて、服の裾を押さえるレイナに別に見てないよ、と言ったら頭を思い切り叩かれた。    見てないのになんで叩くんだろう?不思議。      咳払いをして、今私たちはどこにいるんですのといつものように高飛車に言った。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加