287人が本棚に入れています
本棚に追加
みなみの本音
もう流れ出す涙を
止めようとすることもなかった。
何度も何度も
その手紙読んだ。
「アタシは……アタシは……」
みなみ一人だけのこの場所で
みなみのかすかな泣き声だけが
響き渡っていた。
「トモヤ…あたし…ごめんね」
アタシはどうしてトモヤを
受け入れてあげれなかったんだろう
どうしてこんなに
大切にしてくれた人を
アタシは大切にできなかったんだろう
どうして笑顔で
迎い入れてあげれなかったんだろう
すべてがアタシの中で
後悔になった。
なぜ…どうして…
だけど答えは確かにあった。
最初のコメントを投稿しよう!