マジカル☆スクランブル参上!!

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イエラとブルーナは素早く避けた。 「ごめんね、ブルさん!」 ブルーナは思いきりブルの眉間に蹴りを入れた。 ブルは痛そうに頭を振ると、イエラに向かって片足を上げた。 イエラは踏みつぶされるのをすんでで避け、素早くその足に蹴りを入れた。 ブルは痛そうに悲鳴を上げて後退りした。 「ちょっとかわいそー」 ブルーナは痛そうなブルを見て少し胸が痛んだ。 「まったくブルーナはお人好しねぇ。あれは敵。て・き、なのよ」 イエラは呆れたように言った。 「わかってるよぉ」 ブルーナはすねたように口を尖らせた。 そして右手を前に出した。 「マジカルロッド」 ブルーナの手に青色の杖が握られた。 「悪く思わないでね」 ロッドの先をブルに向けた。 「クール レイニー!!」 ブルーナが叫ぶとロッドが光り、そこから溢れ出した激流がブルを襲った。
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