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イエラとブルーナは素早く避けた。
「ごめんね、ブルさん!」
ブルーナは思いきりブルの眉間に蹴りを入れた。
ブルは痛そうに頭を振ると、イエラに向かって片足を上げた。
イエラは踏みつぶされるのをすんでで避け、素早くその足に蹴りを入れた。
ブルは痛そうに悲鳴を上げて後退りした。
「ちょっとかわいそー」
ブルーナは痛そうなブルを見て少し胸が痛んだ。
「まったくブルーナはお人好しねぇ。あれは敵。て・き、なのよ」
イエラは呆れたように言った。
「わかってるよぉ」
ブルーナはすねたように口を尖らせた。
そして右手を前に出した。
「マジカルロッド」
ブルーナの手に青色の杖が握られた。
「悪く思わないでね」
ロッドの先をブルに向けた。
「クール レイニー!!」
ブルーナが叫ぶとロッドが光り、そこから溢れ出した激流がブルを襲った。
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