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激流にのまれたブルはひっくり返ってしまった。
しかし、かなりのダメージを与えたはずだったが、ブルはすぐに立ち上がり二人を睨みつけた。
「むむ。しぶとい…」
「炎だったらどうかしら」
イエラは黄色いマジカルロッドを手に持ち、先をブルに向けた。
「ビューティフル シャイン!!」
イエラのロッドからものすごい威力の炎が出てきてブルを包んだ。
ガウガウッ!!
熱そうに暴れるブル。
「うぅー…なんか弱いものイジメしてる気分」
ブルーナは見ていられず燃えるブルから目をそらした。
ブルは黒焦げになり仰向けに倒れた。
「犬の丸焼き、いっちょ上がりぃ♪」
イエラは肩にロッドを担ぎ、満足そうにVサインをした。
ちょうどその時、こちらに向かって走ってくる女の子が目に入った。
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