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「はぁ…着いたぁ」
「愛菜?早かったわね」
愛菜は走って二人の前に来ると、荒れた息を整えた。
愛菜の横にはパートナーのスノウが愛流を真似て息を切らしていた。
「セーフ?セーフ?」
愛菜とスノウはイエラに詰め寄り聞いた。
「アウト」
「「ガーン!」」
愛菜とスノウはショックで地面に手をついた。
「せっかく掃除途中で抜け出して来たのに…」
「はぁ?なんで抜けて来たのよ?」
「だって戦いたかったしぃ、あたしだけ仲間外れとか嫌だなぁとか…てか、しずるちゃんの変身姿が見たかったからっていう…」
「本音はそれか」
「だめもとで『用事あるから帰っていい?』って聞いたらあっさりOKが出たので」
いじけたように両手の人差し指を合わせ言う愛菜に二人は呆れた。
「アイちゃん、掃除当番はちゃんとやらなきゃダメでしょ?」
「はーい」
愛菜はブルーナに言われ、素直に右手を上げて返事した。
その時、倒したと思われていたブルが動いた。
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